1960年代から続くウェスタリー工場の最後期、使い込まれて風格の出た1999年製のGuild F-30です。

ソリッド・スプルースTop＆ソリッド・マホガニーSide-Backの15インチ幅ボディに、約648mmスケールのマホガニーネック、ローズウッド指板、ローズウッドのブリッジ、特長的なインレイが入ったヘッドストックにGuildロゴ入りロトマチックペグ。

ほぼMartinのオーディトリアム（000/OM）と同等のボディサイズで、ドットポジションマークにノンバインディングの指板、艶消しの塗装などシンプルな装飾が特長。

弾き傷・擦り傷・バックル傷・塗装の剥がれを伴うような打痕など全体的に経年相応の使用感があり、恐らくセンターシーム補強のためにボディトップ裏側のブリッジプレートから後方に補強用と思われる板が貼られています。使用感はあるものの木部の割れや剥がれと言った大きなダメージやその補修歴は有りません。

ネックはほぼストレートの丁度良い状態でトラスロッドの効きも良好、フレットは擦り合わせされているため全体的にやや低くなっていますが、特定の箇所の凹みや気になるようなビビりや音詰まりも無く演奏性は良好です。

ギター自体にズッシリと重量が有り重たい音色の印象が強いGuuildギターですが、本器は非常に軽量で、マホガニーならではの軽やかな音色と大きな鳴りが心地よく、Martinとは異なる無骨なデザインかつ鳴り＆演奏性共に良好な000モデルをお探しの方にオススメの一本です。

ブランド	Guild
モデル	F-30
製造年	1999年
コンディション	通常使用する用途において問題無し
重量	1.64kg
付属品	ハードケース